Mojo::Content::Single - HTTPコンテンツのコンテナ
使い方
use Mojo::Content::Single; my $single = Mojo::Content::Single->new; $single->parse("Content-Length: 12\x0d\x0a\x0d\x0aHello World!"); say $single->headers->content_length;
説明
Mojo::Content::Singleは、 RFC 7230、 RFC 7231 で説明されているHTTPコンテンツのコンテナです。
イベント
Mojo::Content::SingleはMojo::Contentからすべてのイベントを継承しており、 次の新しいイベントを発行します。
upgrade
$single->on(upgrade => sub { my ($single, $multi) = @_; ... });
コンテンツがMojo::Content::MultiPartオブジェクトにアップグレードしたときに発行されます。
$single->on(upgrade => sub { my ($single, $multi) = @_; return unless $multi->headers->content_type =~ /multipart\/([^;]+)/i; say "Multipart: $1"; });
属性
Mojo::Content::SingleはMojo::Contentからすべての属性を継承しており、 次の新しい属性を実装しています。
asset
my $asset = $content->asset; $content = $content->asset(Mojo::Asset::Memory->new);
実際のコンテンツ。 デフォルトはMojo::Asset::Memoryのauto_upgrade
が有効になったMojo::Asset::Memoryオブジェクトです。
auto_upgrade
my $bool = $single->auto_upgrade; $single = $single->auto_upgrade($bool);
マルチパートコンテンツを検知し、自動的にMojo::Content::MultiPartオブジェクトにアップグレードしようとします。デフォルトは真です。
メソッド
Mojo::Content::SingleはMojo::Contentからすべてのメソッドを 継承しており、次の新しいメソッドを実装しています。
body_contains
my $found = $content->body_contains('1234567');
コンテンツが特定の文字列を含んでいるかどうかをチェックします。
body_size
my $size = $content->body_size;
バイトでのコンテンツのサイズ。
clone
my $clone = $single->clone;
可能であればコンテンツを複製します。
get_body_chunk
my $chunk = $content->get_body_chunk(0);
特定の位置から始まるコンテンツの断片を取得します。コンテンツが動的に生成された場合は、同じチャンクを二度取得してしまう可能性があることに注意してください。
new
my $single = Mojo::Content::Single->new; my $single = Mojo::Content::Single->new(asset => Mojo::Asset::File->new); my $single = Mojo::Content::Single->new({asset => Mojo::Asset::File->new});
新しいMojo::Content::Singleオブジェクトを生成し、デフォルトのコンテンツパーサーでread
イベントを購読します。
parse
$single = $single->parse("Content-Length: 12\x0d\x0a\x0d\x0aHello World!"); my $multi = $single->parse("Content-Type: multipart/form-data\x0d\x0a\x0d\x0a");
コンテンツの断片を解析し、必要であればMojo::Content::MultiPartオブジェクトにアップグレードします。
参考
Mojolicious, Mojolicious::Guides, http://mojolicio.us.
(Mojolicious 8.12を反映)